ケガをしにくい走り方

陸王


先日、ドラマ「陸王」の第一話を見ました。このドラマは、役所広司さんが社長を演じる100年続いた老舗の足袋屋が、時代の流れによって経営の危機を迎えているという背景から始まります。

10代目社長は、新規事業を立ち上げて再起を図るべく、培ってきた足袋の技術を活かした「日本人の足にあった、ケガしにくいマラソンシューズ」作りを始めます。

第一話目から、主人公の情熱や息子と父の葛藤、工場を支える家族やスタッフの人情模様、融資銀行のとの駆け引き、陸上選手とそのコーチの思いなど、見どころ満載でとても面白かったです。次回も楽しみ。

さて、この話では理想のマラソンシューズを開発する中で、「ケガのしにくい走り方」が出てきて、従来の〈かかと接地走法〉と〈つま先接地走法〉の話が出てきます。

ランニングを安全に続けていく上で、この走法の知識はとても重要なので、少し書いていきたいと思います。

かかと接地の走法


従来の走り方の指導では、着地時に足をかかとから地面に接地する走法が指導されてきました。これがかかと接地式の走法です。

今でも売られている一般的なマラソンシューズは、この走法に合わせてかかとを接地の衝撃から守るようにかかとの底(ソール)の部分がクッションで分厚く設計されています。

このかかと接地の方法では、かかと接地時の衝撃を膝がもろに受けるため、膝の故障に繋がりやすいと言われています。

つま先接地の走法

一方で、つま先接地は接地時につま先から地面に接するため、膝への衝撃が減り、よりダメージが少なく故障しにくい走法と言われています。

膝の故障した選手がこの走法に変えることで、故障をしなくなったという成功例もも有ります。

ランニングは、左右の足を交互に何万回もついて、大きな負担がかかり続けるため、足への負担が少ない走法がとても重要です。

この走法に合わせ、底の薄いフラットなシューズも最近は増えてきました。また、新しくランニングを始める人も、このつま先接地走法を最初から行う人も多いと思います。

つま先接地走法の注意点


この走法は確かに理論上、負担が少ないと言われていますが、多くの人はかかと接地の走り方に慣れているので、取り入れる際はケガに十分注意しなければなりません。

実際、つま先接地に切り替えて、いきなり長距離を走ったりして故障する人も増えています。

僕も、もともとはかかと接地走法でしたが、つま先接地に切り替えて最初の頃、少し足を傷めてしまったという経験があります。

切り替える場合は、少しずつ距離を増やし、つま先接地に必要な筋力や柔軟性を新たに習得していくことが必要です。